2012韓国麗水世界博覧会「EXPO 2012 YEOSU KOREA」
投稿日:2011.12.08
2012年5月12日から韓国麗水市で「2012韓国麗水世界博覧会」が開催されます。オープンに先立つ会場見学会に参加しました。
2012麗水世界博覧会「EXPO 2012 YEOSU KOREA」
テーマ 生きている海、息づく海岸
開催期間 2012年5月12日~8月12日(93日間)
参加国 約100カ国
予想来場者数 800万人
(2012麗水世界博覧会広報館資料より)
麗水市は全羅南道の南東部にある海辺のまち、釜山から西に車で約2時間30分の位置にあります。さらに西に進めば、「海が割れるのよ~、道ができるのよ~」と歌われる“海割れ”で有名な珍島や木浦です。
来年5月開催のため、多くが建設途中でありましたが、主な建物の外観は整備が進んでおりました。会場は、海岸線沿って長さが結構ありますが、幅が狭い作りをしています。
博覧会場の対岸ある梧桐島から見た博覧会場です。ここ梧桐島は、麗水有数の観光地と言われ博覧会場とセットで観光される方も多くあると思います。梧桐島は博覧会場付近から堤防でつながっており車で行くことができます。
博覧会国際館にある日本館の入口です。日本は麗水博覧会の参加表明が早かったそうで国際館の中で便利な場所に位置していると説明を受けました。建物内はこれから装飾、展示が施されるようですが、どのような展示になるのか楽しみですね。
2012麗水世界博覧会の入場料金一覧です。通常日で、おとな33,000ウォン、学生(13才~18才)25,000ウォン、こども(4才~12才)19,000ウォンとあり、2日間や3日間の入場券もあります。
来場予想者数は800万人、その内、外国からのお客様を50万人見込むとのお話でした。会期が93日間、1日平均で約9万人の来場者となります。
その他、会場内でおこなわれるイベント等の情報をスマートフォンで受けることができるような装置や設備を施すとのことで、さすが、スマホの普及率が高い韓国のことだと思いますが、日本からのお客様への対応をいかにするか課題がありそうです。
見学会では、麗水世界博覧会の周辺観光も用意されておりました。
まずは、博覧会場から約60分、向日庵(太陽に向いている寺という意味)です。ご覧のとおり、大変な階段と坂道の連続で、健脚な方で上り約15分から20分です。道半ばで諦める方もありましたが、頑張って上りれば本殿・拝殿から海を見渡す雄大な景色が迎えてくれます。
次に、麗水市の北部にある順天市順天湾の自然生態公園です。順天湾は、ラムサール条約湿地のひとつで白鳥やナベヅルなどが越冬のため飛来しておりました。主に、遊覧船を利用する観光ポイントですが、干潮時は遊覧船が運航できないようで日程に組み込むときには注意が必要です。
今回の見学会では訪れませんでしたが、麗水市やその周辺には文禄・慶長の役における歴史的な遺跡などもあります。そういった歴史的な旅行素材と博覧会見学を組み合わせた日程もお作りすることができます。会期が3ヶ月と短い世界博ですが、いつもの“ソウルや釜山”とは違った全羅南道を中心とする韓国旅行をお客様にご提案したいと考えております。